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非経常的な利益、クレーン車の売却益(2019年10月15日)

2019年10月15日

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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン
vol.445 2019年10月15日配信●
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・ご挨拶……… 台風19号の被害について
・特集………… 自社株の評価で固定資産を売った場合は。。。

●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。

○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。

台風19号の被害について、
心よりお見舞い申し上げます。

事務所の用賀近くの二子玉川でも、
多摩川の氾濫で浸水被害がありました。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。

さて今回は、「非経常的な利益、クレーン車の売却益」です。

会社を経営していると、
相続対策で頭が痛いのが「自社株」です。
自社株=自社の株式、のことですが、
オーナー社長が所有する自社株は、
相続税の対象となります。

会社を長く経営していて、
継続して業績が良い会社は、
相続税の評価額が高くなります。
会社の業績の良さが間接的に、
個人の相続税に影響してしまうのです。

では、どうやって「自社株」を、
評価するのでしょうか?
「自社株」の相続税評価は、
(1)類似業種比準価額(以下「類似」)
(2)純資産価額(以下「純資産」)
この2つの評価方法で評価します。
会社規模により2つを組み合わせます。

(2)の「純資産」はわかりやすいです。
貸借対照表の「純資産の部」をもとに、
不動産などの含み益があれば、
一定割合を加算して計算します。
儲かっていて含み益もある会社は、
評価額は当然高くなります。

一方で(1)の「類似」はかなり複雑です。
国税庁が発表する上場会社の同業種の株価
(=類似業種の株価)に対して、
(A)配当の割合 ※
(B)利益の割合 ※
(C)純資産の割合 ※
この3つの平均値を掛けて、
さらに調整率を掛けて計算します。
※ 当社の値 ÷ 類似業種の値

社歴が長い会社は「純資産」より、
「類似」が低くなることが多いです。
従業員が70人以上など、
規模が大きい会社については、
「純資産」を使わずに、
「類似」のみで評価ができます。

上記(A)~(C)については、
いずれも当社の値が低ければ、
割合は小さくなりますので、
「自社株」の評価額は低くなり、
それにつれ相続税も低くなります。

(B)の利益については、
当社の直前期の利益が対象です。
よって、業績が悪かった期の後に、
「自社株」を後継者の子どもに、
たくさん贈与することは、
相続対策としてよく行われます。

さて、当社の利益を計算する場合、
「非経常的な利益」については、
考慮しなくてよい、となっています。

たとえば、
○ 固定資産の売却益
○ 有価証券の売却益
○ 生命保険の解約益
こういう利益は考慮せず計算します。
その分評価額は低くなりますね。

ところで「非経常的な利益」が、
毎期のように出ていたら、
どのように評価するのでしょうか?
これに関する東京地裁の判決がありました。
(以下「TAmaster」No.805より)

<東京地裁 令和元年5月14日判決>
【概 要】
○ A社は倉庫賃貸業、クレーン事業、運送業を営業
○ 甲は相続によりA社株式を取得
○ 甲はクレーン車の売却益を
「非経常的な利益」として、
自社株の利益に含めずに相続税を申告した

【裁判所の判断】
○「非経常的な利益」に当たるか否かは、
事業の内容、当該利益の発生原因、
反復継続性などを考慮したうえで、
実質的に判断するのが相当
○ 平成21年3月期~26年3月期まで、
各期のクレーン車の売却益は、
約1億5千万円~約16億2千万円
○ 各期の営業利益の約23%~約341%
○ A社の事業はクレーン車を毎期売却する
ことで利益を生じる仕組みになっている
○ 売却益はA社の経常的収益力を構成する
○ よって「非経常的な利益」に該当しない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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裁判所は、上記の判断により、
納税者の請求を棄却しました。

○ 株価がどのくらい高かったのか?
○ 増差税額はどのくらいだったのか?
詳細の記載がないためわかりません。

クレーン車の売却益が、
営業利益の約23%~約341%から推定すると、
株価は当初の相続税申告より、
2~3倍は高く認定されたのではと思います。

クレーン車の売却益など固定資産売却益は、
決算書では「特別利益」で計上されます。
自社株の評価をするに当たっては、
通常は「非経常的な利益」とします。
原則はこれで間違いはありません。

ただし、毎期発生して金額が大きい場合は、
自社株の評価では利益として認識すべき、
ということになります。
毎期発生するなら「非経常的」ではない、
ということですね。

今回は少し専門的なテーマでしたが、
自社株の評価の方法を間違えると、
相続税の納税額に大きな影響があります。
十分注意して申告するようにしてください。

●編集後記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。

ラグビーワールドカップが盛り上がっています。
スコットランド戦は見事な勝利でした。
最後はまさに手に汗握る戦いでしたね。
こうなったらもう一つ勝ってほしいです。

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