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平成25年度の相続税の税務調査データ(2014年11月25日)

2014年11月25日

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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン vol.210 2014年11月25日配信●
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─┌─────┐このメールマガジンは、税金に関する様々な情報をまとめて、
─│\___/│毎週火曜日に配信しています。
─└─────┘お知り合いの方にも、ご紹介いただけると幸いです。
http://www.ochiaikaikei.com/

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・ご挨拶………………………………3連休は良い天気でした
・特集…………………………………最新の相続税の税務調査の傾向です

●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。

○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

3連休は良い天気でした。
いつもながら半分は仕事で半分は休みで過ごしました。
散歩していると紅葉がきれいですね。
といっても、紅ではなく黄が中心ですが。。。
急に寒くなりそうですので、体に気をつけてがんばりましょう。

●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○

さて、今回は「平成25年度の相続税の税務調査データ」です。

「平成25事務年度における相続税の調査の状況について」が、
国税庁より発表されました。
前回のメールマガジンでもご紹介のように、
事務年度とは、税務署をはじめ国税の年度のことで、
7月1日から翌年6月30日の期間です。

よって、今回発表されたのは、
平成25年7月~平成26年6月の税務調査のデータです。
次のような特徴があります。

(1)件数が前年度同様大幅に少なくなっている
ここ5年間の税務調査の件数は、以下のとおりです。

○平成21年度・・・13、863件
○平成22年度・・・13,668件
○平成23年度・・・13,787件
○平成24年度・・・12,210件
○平成25年度・・・11,909件

平成23年度までは1万3千件以上だったのが、
平成24年度より大幅に減少しています。

平成24年からの「国税通則法」の改正で、
税務調査の手続きについて、
手間がかかるようになったことが大きな原因です。

(2)申告漏れ割合はほとんど変わらない
一方で、申告漏れ割合は、以下のとおりです。

○平成21年度・・・84.7%
○平成22年度・・・82.5%
○平成23年度・・・80.9%
○平成24年度・・・81.6%
○平成25年度・・・82.4%

80%を超える高い割合となっています。
会社への税務調査での修正割合は、
70%強ですので、約1割多くなっています。

相続税の税務調査に立ち会って感じることは、
銀行の動きはまずしっかり調べてから入る、
ということです。

それ以外の点も事前にチェックしています。
ランダムに入っているのではなく、
間違っている可能性が高い申告に調査が入る、
というのが実情のようです。

(3)税務調査に入る割合も減少傾向

相続税の税務調査は、
その年度の前年および前々年の申告を、
中心に入ります。
調査に入る割合は少なくなっています。

○平成21年度・・・29.2%
○平成22年度・・・28.9%
○平成23年度・・・28.6%
○平成24年度・・・24.1%
○平成25年度・・・22.9%

「相続税の税務調査は3割に入る」
今までの常識だったのですが、
ここ2年は減少傾向です。
平成25年度は22.9%と、
2割近くに落ち込んでいます。

高齢化で申告件数が年々増えていること、
税務調査の手続きが複雑になった一方で、
税務署の職員の増員は特になく、
手が回らなくなったことが原因です。

(4)1件当たりの追徴税額

○平成21年度・・・729万円
○平成22年度・・・583万円
○平成23年度・・・549万円
○平成24年度・・・500万円
○平成25年度・・・452万円

こちらは減少傾向です。
手がゆるんでいる印象はあまりないのですが、
以前より税務調査への対策の情報が広がっており
「物言う納税者」が増えたことの影響もあると思います。

ここまでをまとめると、
○約5件に1件に税務調査が入り、
○うち約80%で申告漏れとなり、
○500万円弱の追徴税額が発生、
ということになります。

さらに、個別の調査報告を見ると、
次のような傾向があります。

(5)海外資産への課税の強化

○平成21年度・・・531件
○平成22年度・・・695件
○平成23年度・・・741件
○平成24年度・・・721件
○平成25年度・・・753件

これは会社への税務調査でも同じ傾向ですが、
相続税では特に調査件数が増えています。

1件当たりの申告漏れの課税価格、
(=財産額)も大幅に増加しています。

○平成21年度・・・・7,477万円
○平成22年度・・・・5,047万円
○平成23年度・・・・6,468万円
○平成24年度・・・・2,327万円
○平成25年度・・・13,146万円

前年度は大幅に減少したのが、
一転、大幅に増加しています。
大口案件が増えたことが理由と思われます。

(6)無申告への調査

○平成21年度・・・・・626件
○平成22年度・・・1,050件
○平成23年度・・・1,409件
○平成24年度・・・1,180件
○平成25年度・・・・・881件

これは、ここ2年で大幅な減少です。
海外資産への調査の強化に対して、
無申告への調査まで手が回らなくなったのでしょう。

そうは言っても、調査件数のうちで、
約7.4%もありますので、
あまり甘く見ないことです。

(7)贈与税の税務調査

○平成22年度・・・4,881件
○平成23年度・・・5,671件
○平成24年度・・・4,599件
○平成25年度・・・3,786件

申告漏れ件数は、3,424件で、
申告件数のうち90.4%とほぼ修正となっています。

贈与税の税務調査の特徴は、
無申告に対する割合が圧倒的に多いことです。
申告漏れ件数のうちで、
無申告の割合が86.2%と、
贈与税の税務調査 = 無申告の調査、
と実態ではなっています。

どのようにして無申告が見つかったか、
説明はありませんので推定となりますが、
○相続税の税務調査で芋づる式に見つかった、
○不動産の登記から見つかった、
○生命保険の支払調書から見つかった、
○マスコミやネット情報から見つかった、
が原因ではないでしょうか。

相続税や贈与税の調査は、
件数が少なくなったものの、
修正割合が高い傾向は変わっていません。
○○さんも将来の相続税の申告では、
十分にご注意ください。

●編集後記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o

22日の長野の地震にはびっくりしました。
テレビで建物の倒壊状況を見ると、
被害の大きさがわかります。

あれだけ大きな地震にもかかわらず
亡くなった方が出なかったのは幸いでした。
住民の方々が助け合って埋もれた人を救助したり、
あらためて日本人のすばらしさを感じました。
1日でも早い復興をお祈り申し上げます。

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