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相続税、貸付金の評価(2016年8月23日)

2016年8月23日

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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン
vol.293 2016年08月23日配信●
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・ご挨拶………また新しい台風が発生のようです
・特集…………会社への貸付金は残っていませんか?

●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。

○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

ここ数日は雨風が強かったですね。
台風が過ぎ去ったと思ったら、
また新しい台風が発生のようです。
しばらくは折りたたみ傘が手放せません。

●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。

さて今回は、「相続税、貸付金の評価」です。

相続税の申告をするにあたり、
思いがけず税金の対象となってしまうものに、
会社への貸付金があります。

自分が経営している会社の資金繰りが苦しいと、
経営者自らが持っている預金を、
会社の運転資金に充てることはよくあります。

いずれ会社から返済してもらう予定でも、
会社の業績が厳しいと返済がおこなわれずに、
相続までそのまま残ってしまうことがあります。

社歴が長いほど貸付金が多くなる傾向にあり、
気づいたときには数千万円になっていることもあります。
この貸付金はその金額が丸々相続財産となってしまいます。

実際のところは返せるメドがないケースがほとんどですが、
返せないからと言って、ゼロ評価は原則認められません。

<財産評価基本通達205>には、次のように定められています。
「・・・貸付金債権等の評価を行う場合において、
その債権金額の全部又は一部が、課税時期において
・・・その回収が不可能又は著しく困難であると
見込まれるときにおいては、それらの金額は
元本の価額に算入しない。」

具体的には、貸し付け先の会社が、
次のような厳しい状態であることが条件です。
○ 手形交換所の取引停止処分を受けた
○ 会社更生法による更生手続開始の決定があった
○ 民事再生法による再生手続開始の決定があった
○ 業況不振のためその事業を廃止した
○ 事業について重大な損失を受けたため、
6ヵ月以上休業している

よって、会社の資金繰りが厳しく、
返済のメドが立たないとしても、
その会社が事業を継続しているならば、
貸付金の評価を減額することは原則できません。

実際に国税不服審判所の裁決を見ると、
多くのケースで納税者が負けています。
「どうせ返してもらえないのだから、
ゼロでいいでしょう。」は通用しないのです。
以下のケースはいずれも、
貸付金の減額が認められませんでした。

<平成27年12月3日裁決>
相続開始の約3年後に経営破綻している会社への貸付金
(否認理由)
○ 相続が発生した期においても事業を継続していること
○ 相続の約1年後に銀行から追加融資を受けていること

<平成27年12月5日裁決>
債務超過の会社への貸付金
(否認理由)
○ 負債のうち役員借入金が大部分であること
○ 事業を継続していること
○ 借入金を一部返済していること
○ 相続後に銀行から融資を受けていること

同じような否認事例がたくさんあります。
一方で数少ないですが納税者が勝った事例もあります。

<平成25年9月24日裁決>
債務超過の会社への貸付金
(是認理由)
○ 直近5期で売上はゼロ円で休眠状態であること
○ 負債の額が試算の額の3倍以上であること
○ 代表者の病気により他から融資を受ける込みがないこと
○ 会社の再起のめどが立っていないこと

貸付先の会社が本当に厳しいときに限り、
その貸付金をゼロにすることが認められています。
さて、現状で会社に貸付金がある場合は、
どう対応したらよいでしょうか?

(1)貸付金を放棄する
会社の税務上の繰越赤字があれば、
貸付金を放棄してゼロにすることができます。
会社はその分利益を計上することになりますが、
繰越赤字の範囲内であれば法人税はかかりません。

仮に税務上の繰越赤字がないときや少ない場合でも、
法人税等で会社が支払う税金の金額より、
将来支払う相続税が減る金額のほうが多ければ、
やはり貸付金を放棄するほうが有利となります。

(2)会社を解散させる
あまり稼働していない会社であれば、
その会社を解散させるのも有効です。
会社が相続時点で存在していなければ、
貸付金も当然ゼロとなります。

会社から見ると社長からの借入金という
債務を免除されたうえで解散しますので、
免除額は法人税の対象となります。
ただし、過去の期限切れ欠損金と、
通算することができますので、
税金がかからないケースが多いと思います。

さて、このように○○さんが、
会社への貸付金で返済のメドがないものを持っていれば、
ご自分が経営している今のうちに、
精算することをお勧めいたします。

●編 集 後 記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。

リオ・オリンピックが終わっちゃいましたね。。。
まわりではオリンピックロスになる人も出始めています。
アナウンサーの絶叫や解説者が単にファンになってしまうこと。
オリンピックなら許されます。(笑
ひとまず大きな事故もなく良かったですね。

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