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借入金の妥当額の考え方(2014年8月19日)

2014年8月19日

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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン vol.196 2014年08月19日配信●
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─┌─────┐このメールマガジンは、税金に関する様々な情報をまとめて、
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・ご挨拶………………………………日曜日は丸一日出勤でした
・特集…………………………………借入金はいくらまでなら良いのでしょう?

●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。

○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

日曜日は丸一日、事務所に出勤でした。
エアコンの洗浄のため、業者さんの立ち会いでした。
中の部品を取り外して、すみずみまできれいにしてもらいました。

「空気が澄んでいる感じがしますね」皆の感想です。
設定温度を高くても効きがよいので、十分冷えます。
電気代も抑えられそうで、一石二鳥ですね。

●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○

さて、今回は「借入金の妥当額の考え方」です。

会社を経営していると、手持ちの資金が足りなくなり、
銀行の借入れをおこなうことがよくあります。
「うちの会社はどのくらいまで借りることができますか?」
経営者からこういう質問を受けることがよくあります。

○銀行がどのくらいまで貸してくれるのだろう?
○どのくらいまでなら返していけるのだろう?
2つの意味で聞かれるのですが、
経営者は皆さん後者の心配がありますね。

アドバイスする税理士も2つタイプがあり、
「借りることができるならどんどん借りちゃいなさい」
いけいけドンドンタイプと、
「いやあ怖いですからひとまずやめときましょう」
慎重タイプです。

根拠もなく借りることは意味がありませんが、
かといって怖がりすぎてはビジネスチャンスを失ってしまいます。
実はアドバイスする税理士の側では、
事業で借入をしたことがない人が意外に多いのです。

私自身は、顧問先ゼロから始めて、
その後何度か事務所を引っ越しています。
引っ越しをするときには、
保証金や内装費用などまとまったお金が必要になりますので。
その都度借入をして返していきました。

金銭消費貸借契約書(借用書)に実印を押すことは、
何度やっても正直あまり良い気分ではありません。
経営者としては必要以上に恐れずに、
正しく借入をして返済をしていきたいものです。

さて、銀行が会社にお金を貸してくれるとして、
どのくらいまでが妥当額でしょうか?

借入をするときにいくつかポイントがあります。
(1)貸借対照表(バランスシート)から妥当額を考える
(2)必要な手元資金から妥当額を考える
(3)毎月の返済額に対する必要な返済原資を考える

(1)で、まず会社の財務のバランスを見ることです。
いままで順調に仕事をおこなって、
業務拡大で借入をするようなケースで考えてみましょう。

貸借対照表の右側は、
「負債の部」と「純資産の部」に分かれます。
借入金は「負債の部」になります。

「負債の部」が少ない会社は、
「純資産の部」と同じ金額くらいにまでなら、
借入金を増やしてもバランス的には問題ありません。

「純資産の部」の金額が、5,000万円で、
買掛金が1,000万円あれば、
借入金は4,000万円まで可能となります。
(買掛金以外に「負債の部」がないことが前提)

この状態で「自己資本比率」は、
純資産の部/総資本の金額=50%となります。
自己資本比率は、黒字の会社の平均が30%くらいですので、
平均ではもっと借入が多いのが現状です。

さて、次の(2)の必要な手元資金を考えてみます。
手元資金は、固定費の2~3ヵ月分は必要です。
固定費は会社の売上が下がっても固定的にかかる費用のことです。
小売業、卸売業、サービス業であれば、
損益計算書の「販売費及び一般管理費」の金額となります。

手元資金が仮に固定費の1ヵ月を切るくらいしかなければ、
事業が自転車操業となっていまいますので、
借入金で調整する必要が出てきます。
少なくとも2ヵ月分の運転資金は持つようにしましょう。

最後に(3)の「必要な返済原資」です。
借入をすれば当然返済が始まります。
金利と元本がまとめて引き落とされます。
金利は経費に落ちますが、
元本の返済は経費にはなりません。

元本を返すためには、
会社が利益を出していくことが必要になります。
会社が儲かり続けることですね。

ただし、利益が出ると法人税等の税金を払うことなります。
よって税金のことも考える必要があるのです。
法人税等の税率は、800万円以下の利益に対しては、
約25%です(資本金1億円以下の会社)。

たとえば、
○2,000万円を借り入れて、
○5年で返済、とすると、
年平均で400万円を返済することになります。
税金の負担も考えると、
400万円÷(1 ー 25%)= 533万円の利益が必要となります。

※会社が決算で計上する減価償却費があれば、
その分も返済の原資と考えますが、
話が複雑になるので今回は省略して考えています。

このケースでは、会社は毎年533万円の利益を出さないと、
借入金は返済できないことになります。

500万円以上の利益が出たときに、
経営者でありがちが対応は、
税金の支払いが大変ということで、
お金を使っての節税に走ってしまうことです。

結局、借入金の返済が苦しくなってしまいます。
銀行の返済は止めることはできませんから、
場合によっては、経営者の役員報酬を未払いにして、
資金繰りを調整することになります。

役員報酬が未払いのままではしかたありませんので、
今度は役員報酬を引き下げて、
未払い分を会社から支払っていくことになります。

「借入をしたばかりに役員報酬が少なくなってしまった。。。」
これは借入をしたことが悪いのでなく、
利益を無理に節税で圧縮したことが悪いのです。
借入金の返済額から年間で必要な利益を見積もって、
その利益を出すことを最優先すべきです。

首尾良く借入金の返済が完了したとします。
その後でやるべきことがあります。
それは毎月の返済額と同額について、
銀行で「定期積金」をおこなうことです。

毎月返済できたのですから、
同額を積み立てることができるはずです。
気持ちが大きくなって毎月お金を使い切らないことです。

銀行の担当者からは次の融資のお誘いがあります。
「一度取引がなくなると、いざというときに借りづらいなりますよ」
そのいざというときのために、
「定期積金」をしてお金を残しておくことが必要です。
2,3年もするとそれなりの金額になりますので。

あと、経験則ですが、久しぶりの借入となっても、
過去に実績があればほとんどの銀行で、
意外にすんなりと貸してくれます。
あまり銀行員のペースに乗らないことです。

借入金はポイントを押さえておこなえば、
必要以上に恐れることはありません。
これは最近増えている不動産管理会社でも、
まったく同じ考え方ですので、ご参考にしてください。

●編集後記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o

何十年ぶりかで、芥川龍之介の「藪の中」を読みました。
一つの事件について、登場人物がそれぞれ違った事実を話します。
「真相は藪の中」の語源にもなっています。
湊かなえさんのミステリーはこのパターンが多いですね。

最近は、相続税の申告のミーティングの立会いが増えています。
相続人の皆さんに話を聞いていると、
まさに「藪の中」に出くわすことがよくあります。
どちらかに肩入れはできませんので、
中立の立場で話を聞くように心掛けています。

さすが芥川、将来の相続税問題まで織り込んでいたのか。
まあ、そんなことはないでしょうが。。。(笑)

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