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前受金の活用(2011年7月26日)

2011年7月26日

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このメールマガジンは、税金に関する様々な情報をまとめて、
毎週火曜日に配信しています。
お知り合いの方にも、ご紹介いただけると幸いです。
http://www.ochiaikaikei.com/
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○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
ここ数日暑さもちょっぴり和らぎました。
30度くらいなら体も少し楽ですね。
私は昨日まで夏休みを2日取って、
家族で京都と奈良に旅行に行きました。
編集後記もよろしければご覧くださいね。

さて、今回は、会社の税金を先送りする方法です。

会社の利益が急に大きくなると、
消耗品を買ったり、経費を使ったり、
お金を使う節税に走る会社が多いです。

でも、ちょっとした工夫で、
合法的に税金を先送りする方法があります。

会社を発展させるためには、
毎期、経常的に利益を出すことが必要です。
みなさんの会社もそうですよね。
ところで、利益がいくら出ても、
売り上げてから入金までの期間(サイト)が長いと、
資金繰りが大変になります。

給料や家賃など先に経費を払ったり、
さらに決算から2ヵ月後に税金を払うのに、
入金はその後になるからです。

黒字であるがゆえに、
資金繰りが厳しくなる会社がよくあります。
となると、その分銀行の借り入れが増えるわけです。

ここでぜひ活用しほしいのが、
【前受金】の活用です。
前受金とは、仕事が完了する前に、
売上代金の全部ないし一部を
前に受け取ることです。

売上げは、
○ 仕事が完了したとき、
○ または商品を引き渡したときに、
計上することになっています。

仕事が完了する前に、お金を受け取った時点では、
売上げに上げなくて良いのです。
つまり、法人税や消費税の税金の対象には、
その時点では、まったくならないということです。

言われてみれば当たり前のことですが、
忘れてしまっている経営者が、意外に多いのです。

こう説明すると、
「それはわかるけれど、うちの商売ではむずかしいね」
あっさり言われてしまうことがあります。

売上げのすべてについて【前受金】に変えるのは、
現実にはむずかしいでしょう。
それなら、新しい仕事にのみ、
または新しいお客さんのみ【前受金】を活用する、
つまり、前払いしてもらうことでもかまいません。

たとえば、
○ 機械部品の販売は後払いで、機械の卸売りは前払い
○ 毎月のコンサル料は後払いで、単発の仕事は前払い
○ 既存のお客さんは後払いで、新規のお客さんは前払い
といったようにです。

うちの事務所でも、単発の仕事については、
少なくとも50%は、前払いにしてもらっています。

前受金(前払い)にした金額については、
仕事が完了した時点で売上げに上げますので、
トータルでは同じになります。
しかし、資金繰りでは大きく違ってきます。
会計的には、【売掛金】と【前受金】の違いですね。
ここらへんは、自分の会社の決算書の貸借対照表が
イメージできていると、腹に落ちてわかります。

立ち上げて間もない会社は、なるべく早い時期に、

【前受金】を取り入れるのが良いでしょう。
一度ルールにしてしまえば、あとは同じことの繰り返しになります。
説明書を書面をあらかじめつくっておいて、
それをお客さんに説明するやり方が自然です。

この前受金をもう一段進めて、
【回数券】の販売という手もあります。
英会話スクールやエステサロンなどで良くありますね。
一定の要件はありますが、回数券を販売した時点では、
前受金として計上することができます。
そのサービスを提供した時点で、
売上げに計上することができます。
こうすると資金繰りがさらに良くなりますね。

さらに、これはフランチャイズの本部をつくり、
会員から【保証金】を預かるという手もあります。

保証金は、あくまでも預かっているもので、
将来退会のさいに、全額返却するものです。
したがって、これには税金が一切かかりません。

もちろん、その預かったお金の性格については、
契約書でしっかりとわかるようにしておくことが必要です。

大それた組織をつくらなくても良いので、
独創的なノウハウがあれば、
それをもとに運営することでかまいません。

このように、入金の部分の仕組みづくりで、
会社の資金繰りを楽にすることができます。

綜合警備会社の「セコム」が、
ベンチャーとして創業した当初から、
100%前受金で、ビジネスをスタートしたのは有名な話です。

知名度ゼロの時代から、
【前受金】ビジネスを徹底させました。

それにより、ベンチャー企業にありがちな、
売上げが急に上がったときに資金繰りが悪くなる危機を、
事前に防ぐことができました。

中小企業でも同じことはできます。
みなさんの会社がまだであれば、
ぜひ【前受金】ビジネスを取り入れてください。

【編集後記】
京都と奈良に2泊3日で旅行に行きました。
奈良は修学旅行以来ですが、
本当に歴史がある町ですね。
歴史好きの人が、はまる気持ちが少しわかりました。
一つ一つのお寺の敷地がとても広く、
暑さもあってかなり疲れましたね。
奈良公園では、鹿に尻をかまれました(笑)。
http://ameblo.jp/tochiai65282414/entry-10964479730.html

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税理士 落合 孝裕
所在:東京都世田谷区用賀2-14-11ブリュンヒルデ4階
電話:03-5716-6528

○顧問契約、単発の相談のお問い合わせは
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